心理士カウンセラーのブログ

Psychological counselor Weblog

【不登校や引きこもりを乗り越えた親の実例】

2022.05.16

新年度に入り、GWも過ぎました。

新入学や進級後、1ヶ月が経ち

中学時代、不登校がちだった生徒も

新しい環境になって

高校に通えるようになった子、

心機一転、頑張って登校したけれど

教室の空気感が合わず

高校で不登校ぎみになる子

といった感じ分かれてきているのではないでしょうか。

では、新しい環境に上手く馴染めた子は

どんなことに気を付けたのでしょうか?

今回は、不登校傾向だった子どもが

高校に新入学、転入学(転校)して成功した

親御さんからの成功例を元に

ご説明していきましょう。

【親も納得する高校へ】

『学校へ通うのは結局、子どもなんだし、

親が気に入っても

「子どもが通いたくない」って言ったら

結局、また不登校になるから

子どもの通いたい高校に通わせる』

という親御さん、本当に多いです。

通うのは子どもだから、

高校は子どもの好きな高校にする

ということ自体は間違いではありません。

しかし、新入学、転入学に成功している、

そのほとんど全てのご家庭で

入学する高校に対して

「親も納得している」のです。

では、親御さんはどのような形で

子どもが選んだ高校について

「納得」しているのでしょうか?

【学校は人が全て…】

子どもがその高校を気に入るポイントは

無数にあります。

そして、そのポイントの中には

親御さんには、なかなか理解しがたいものも

あったりします。

子どもが不登校だったり

不登校傾向だった親御さんは

また子どもが不登校になさらないかどうか

とても心配です。

そのため不登校になりかけた時、

その高校はどこまで「柔軟に」

子どもの不登校に寄り添ってくれるかを

気にしているのです。

仮に不登校が完全に解決できなくても

最低限「高校卒業資格」だけは取得させたい、

これが親御さんの本望でしょう。

そのための

カリキュラム

不登校に対する支援体制

寄り添う教師やカウンセラー

柔軟な高卒資格取得ルート

が大事になるのです。

しかし、いくつかの高校では

「実際に入学したら、

不登校の子どもに全然寄り添ってくれない」

というお話をよく聞きます。

不登校生を集めているはずの高校なのに

なぜか、その高校を不登校になった子どもが

転校している高校が

たくさんあるのです。

親御さん的に、その高校は

学校の体制が不登校に寄り添っていると思っても

実際にはそうではなかった、ということなのです。

では、不登校や引きこもりを

乗り越えた親御さんは

どんなポイントで高校選びをしたのでしょうか?

それは、

「その高校の先生が信頼に値するのかどうか」

です。

学校の仕組みが仮に素晴らしかったとしても

その仕組みを実際に運用するのは

「先生」という立場の人間なんです。

学校の校舎が素晴らしかったとしても

実際に授業をするのも「先生」なんです。

この「先生の言うこと」なら

信頼できる、という先生は

子どもが志望している高校に居るかどうかが大切です。

信頼できる先生を見つけるために

親御さんはその高校の先生と

色々なお話をしているのです。

そして、色々なお話、

もっと言えば「親御さんの不安」に

寄り添ってくれる先生は

きっと「不登校傾向の子ども」にも

寄り添ってくれるでしょう。

そのよりそう環境を作り出してくれる

「先生」がいる高校を

親御さんは見つけ出し、

子どもを入学させているのです。

【高校に新入学、転入学する前の下調べ】

子どもが高校選びをする際、

親御さんでもさまざまな「高校」の情報を

入手していると思います。

特に通信制高校は

・レポート

・テスト

スクーリング

というものが完全にクリアできないと

「高校卒業資格取得」にはならないのです。

そこで最も大きな問題が

「スクーリング」にあるのです。

「スクーリング」とは「対面授業」という名前、

だったりもします。

そして、その「スクーリング」は

文科省で定められている必須課題であり

必ずリアルな先生の前で「授業」を

受けないといけないのです

よくある通信制高校のケースでは、

飛行機やバス、場合によっては船など

乗り継ぎ遠くの本校まで生徒が出向き

スクーリング(対面授業)を受けないといけません。

そして4泊や5泊し早朝から夜遅くまで

一気にスクーリングを済まそうとします。

そして、全国的なほとんどの高校では

その「スクーリング」は全国のキャンパスで

一律に決められた日のみの実施、

となっているのです。

そのため、その決められた日に

「決められた遠くの場所」に行けないと

単位が修得できず

「高校卒業」にはならないのです。

「レポート」は家でもできます。

「テスト」は短い時間だけ集中して受ければ

なんとかなります。

仮に赤点であったとしても

補習や赤点課題をやれば

なんとかクリアできます。

しかし、「スクーリング」だけは

実施する場所や県、

実施日程

の2つをクリアした上で

その日その場所で授業を数時間も

受けないと「高校卒業」にはならないのです。

子どもが入学を希望している高校の

「スクーリング」をどこまで調べていますか?

残念な話ですが入学説明の時に

3泊や4泊の精神的に負担が大きいスクーリングを

ぼやかして説明するサポート校の話をよく聞きます。

発生する別途費用や旅費交通費もあいまいな

説明が多いのもまた事実です。

スクーリングの場所は

「遠く」だったりしていませんか?

「いつもと違う施設」に出向き実施していませんか?

高校選びをする際には

必ず確かめておいてくださいね。

【子どもにさまざまな体験をさせてくれる高校】

高校は義務教育ではありません。

しかし、中学3年生の99%以上が

高校に進学します。

そう考えれば

ほぼ義務教育みたいなものです。

そして、高校卒業後は

「就職」する子どもも多いのが事実です。

ご存知のように「就職」した後は

「仕事中心」の生活になってしまいます。

「仕事以外」の新しい経験を積むことは

困難になります。

去年まで15歳の中学生だった子も

3年後には車の運転もできます。

2016年から選挙にも行きますし

2022年からは自分の意志のみで18歳から

クレジットも組めます。

そうなんです。あっという間に社会に出ます。

そのため限られた時間の中で

「社会的集団行動」や

「新しい体験の数々」を体験できるのは

高校が最後になるかもしれません。

もしかしたら、実際に子どもが

どこまで行動できるか、

どこまで体験できるかは

未知になるかもしれません。

それでもその体験や行動の

仕組みがないと実現は不可能です。

高校生活が学生最後となるのであれば

なおさら「高校生活」は

ただの作業にならないような「体験」ができるような

仕組みを持つ高校をお選びください。

松陰高校 高松校・丸亀校では

「不登校だった子どもが

安心して毎日通学できる仕組み」

を構築しております。

入学するしないは、関係ありません。

興味がある方は

是非、一度、見学にいらしてくださいね。

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WISC-Ⅳ(ウィスク)検査についてのご質問は、

松陰高等学校 高松・丸亀校まで

お願い致します。

087-813-3781

ご希望であれば

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その子に即した学校生活や学習方法の

アドバイスをさせて頂きます。

グレーゾーンの子どもを抱える親御さん、

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それでは、また。。。

松陰高等学校 高松校・丸亀校

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