心理士カウンセラーのブログ

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【中学校の先生が通信制を勧めてくれたけど、親が全日制にこだわるケース】

2023.02.11

2023年になり早くも1ヶ月が過ぎました。

公立の自己推薦選抜も終わり

公立高校だけ見れば

残すは3月の一般選抜のみとなります。

私立高校のいわゆるすべり止め

がないお子さんは

3月7日の一般選抜に

全ての力を注ぐことになります。

しかし、受験は水物。

何が起こるか分かりません。

そのため万々が一のことを考えて

中学校の先生も情報を精査したうえで

通信制高校への受験を勧めたりします。

それは、合格を信じていないとか

そういったことではなく

あくまで「保険」です。

結果、多くの子が

通信制高校を受験するのですが

一部の保護者は

かたくなに通信制高校への受験

を拒否する場合があります。

なぜ、その親御さんは

通信制高校への進学を

拒否するのでしょうか。



【人は自身が歩んできた道しか分からない】

中学校の先生が

通信制高校への受験を勧めても

子ども自身が

通信制高校への受験を希望しても

一向に了承しない親御さんがいます。

なぜ、その親御さんは

通信制高校を否定するのでしょうか。

それは、親御さん自身が

「通信制高校をよく知らない」

ということが挙げられます。

人は誰でも

自分が知らないものについては

「よくわからない」とか

「よくないもの」など

思いがちです。

よく知らないが故に

「反対」してしまうのです。


【通信制高校だと大学に進学できないの?】

よくある間違いの一つに

通信制高校に在籍すると

大学に進学できない、

というものがあります。

しかし、それは

全くの間違いです。

大学への進学率でいえば

もちろん、偏差値で70とか

65とかある高校からの方が

進学率は高いでしょう。

でも今は、通信制高校にも

さまざまなコースがあります。

特に進学に特化したコースは

全日制高校よりも

大学進学率が高い場合が往々にして

あるのです。

なぜ、進学特化型の通信制高校が

大学進学率が高いのでしょうか。

それは、通信制高校の

仕組みにあるのです。



【単位の修得の仕方】

高校というものは

義務教育ではありません。

単位というものを

74修得しないと

卒業できません。

その単位は全日制高校だと

授業の量、すなわち「時間」で測るのです。


結果、大学受験には関係のない教科まで

ちゃんと授業を受けきらないと

卒業できないのです。

しかし、通信制高校は

単位を「学習量」で測ります。

その学習量というのは

プリントになります。

枚数にすると

だいたい1教科あたり

4枚〜12枚くらいです。

そのため、

そのプリントさえ終えれば

他の時間は受験勉強に

充てることができるのです。

※レポート以外にスクーリング、

特別活動があります。

具体的にいうと、

全日制高校だと

午前中 学校の授業

午後  学校の授業

夜   受験勉強

ですが、

 

通信制高校だと

午前中 レポート授業

午後  受験勉強

夜   受験勉強

と高校生と浪人生の良いとこ取りのように

受験勉強の時間を増やすことができるのです。

こういったことは

通信制高校を体験している人しか

分からないことです。

そのため親御さんや

学校の先生は

通信制高校への進学を禁止して

全日制高校への進学を勧めるのです。

その図式は

YouTuberやインフルエンサーとしての

稼ぎ方を知らない親御さんや先生が、

反対したり毛嫌いするのと同じです。

さらに気を付けなければいけないのが

全日制が運営している通信制高校に

入学したつもりが、あれやこれや言われ

「この生徒はうちの通信制高校では難しい」と

入学後に理由をつけられ、

その通信制高校の提携先している

サポート校に丸投げされる

ケースも多くあるので

気を付けないとなりません。


 

【通信制高校のデメリットは?】


では、受験勉強の時間を

多く確保できる通信制高校において

どんなデメリットがあるのでしょうか。

それは、皆が同じ進路に向かわない、

ということです。

一見するとメリットのようですが、

いわゆる偏差値が高い進学校だと

クラスのほぼ全員が

大学進学を目指すと思います。

その中で切磋琢磨することが

できるかもしれません。

しかし、通信制高校だと

・大学

・専門学校

・就職

・就労移行支援

などその子の希望に応じて

進路が異なるのです。

そのため全日制高校みたいな

クラス全体の大学進学に向けた一体感は

あまりないかもしれません。

ただ、進学校だろうが

どの高校だろうが

その子自身が勉強するかどうかが

合否の鍵なんですが。。。

【どんな未来を迎えたいですか?】

人生において

高校進学がゴールでしょうか?

違いますよね? 

高校よりも

もっともっと先の人生があります。

そのために効率的な行動を選択することは

決して悪いことではありません。

色々な情報を入手して

ベストの選択肢を導き出してくださいね。

 

【大学進学をバックアップする高校】



 
松陰高等学校 高松校・丸亀校では

大学進学希望の生徒を

バックアップする体制があります。

早い段階から

安心して受験勉強ができます。

どのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。



《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では

お子さんにとってのベストな教育環境や 指導方針を組み立てています。

どんな子どもでも

さまざまな特性があります。

その特性は

子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば

大きな武器になることを忘れないでください。

 では。。。





松陰高等学校 高松校・丸亀校

☎087-813-3781

info@kagawa-mirai.jp

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