心理士カウンセラーのブログ

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【高校生の5月病と適応障害の違いと対策】

2023.05.02

新学年が始まって1ヵ月が過ぎ

GWに突入しました。

このブログをお読みの方は

既にGWを終えた方かもしれません。

新年度に入り、

新しい学校への入学や

新しいクラス、

新しい友だち、

新しい先生など

4月から色々なことが

変わっていきます。


4月は色々なことが

新しく変わり

不安と期待に胸を

ふくらませつつも

「あっ」という間に過ぎていくでしょう。


しかし、GWが過ぎて

新鮮に感じていた

さまざまなことも

「日常」になってきます。

この時期は、「ふと、憂鬱な気持ちになる」

という相談も毎年少なくありません。


その「ゆううつ」をこじらせてしまうと

なんとなく体調が悪かったり

なんか気分が優れなかったり

ダルかったり、

そして、最終的には

「なんか学校に行きたくない」

になるのです。


《高校生にもある5月病》

大人の一般社会においても

このGW明けに

出勤できなくなったり

仕事へのモチベーションが

急激に下がったりする人がいます。


特に新社会人や新入社員に多く

転職や配置替えで

新しい部署に異動した人にも

よく起こります。


そして、それは

「5月病」と言われているのです。


実はその5月病、

新社会人や新入社員などの

大人だけではなく

「高校生」もなるのです。


5月病は「病名」ではありません。

5月の連休を機に

張りつめていた「緊張の糸」が切れ、

なんだか気分が優れないといった

軽いうつ症状のようなもの

になります。


しかし、悪化してしまうと

「適応障害」に発展してしまう

可能性があります。




【5月病の原因ってあるの?】

5月病は病気ではないので

病名ではありませんが

主な原因は

疲労感

ストレス

です。

誰でも新しい環境、

慣れない環境に身を置くと

疲れますよね。

「精神的になんか疲れた」

という経験は

誰にでもあるはずです。


今まで新しさや気力で

乗り切っていたものが

連休に入ったことで

「冷静に現実を視る」

ことにつながったのです。


【適応障害は病気なのか?】


5月病と間違えやすいものに

「適応障害」があります。

適応障害とは

特定できるストレスから起こる

「心の病気」のことです。

適応障害は「病名」なので

医師の診断が必要になります。

そして、すぐに治療や対策を立てないと

「うつ病」に発展してしまうことがあります。

適応障害でよく出る症状としては

不眠
のどの異物感
胸の圧迫感
手足のしびれ
口のしびれや違和感
動悸
吐き気

難聴

などが挙げられます。


なかでも「不眠」は

かなり頻度の多い症状です。


そのため仮に

「5月病」かもしれない、

と思ったら、上記の症状を確認し

絶対に放っておかないように

してくださいね。


【5月病かもと思った時の対策】

では、具体的に

5月病かもしれない、

と思ったときに

どのようにしたら良いのでしょうか。

まずは、一人で抱え込まず

信頼できる誰かに

相談してみてくださいね。


今のクラスのお友だちでも良いですし、

前の学校や前のクラスの仲の良いお友だちでも

良いです。


親子の関係が良好であれば

お母さんやお父さん。

信頼できる学校の先生がいるのであれば

その先生に気軽になんでも話してみてくださいね。


そして、思いっきり

自分の考えや気持ちを打ち明けた後に

趣味に没頭する
運動をする
30分以上散歩する
カラオケに行く
半身浴をする

など自分の好きなジャンルで

十分なリフレッシュを

こころみてくださいね。

一般的に5月病は

責任感が強い
几帳面
真面目
大人しい
完璧主義
人に対して優しい

こんな人が、かかりやすいです。


真面目なのも良いのですが、

時にはいい加減でも良いのです。

そして、まずは自分自身に

一番優しくなってくださいね。


もし、気軽に相談できる人、

なんでも話せる人がいない場合は

松陰高等学校 高松校・丸亀校に

ご相談くださいね。


松陰高等学校の先生は

皆さんのカウンセラーでもあります。

なんでも親身になって

相談に乗りますよ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★


また、松陰高等学校は、保護者の皆さま

に対しても寄り添ったアドバイス

をしています。


いつでも何でも気軽に松陰高等学校まで

ご相談ください。



松陰高等学校 高松校・丸亀校では

子どもの居場所作りだけでなく

保護者の居場所になるよう

いつでも相談に乗れる体制を作っています。

誰に何を相談して良いのか

なかなか分かりにくいこの時代。


子どものことだけでなく

さまざまなことをご相談ください。


また、松陰高等学校がどのような居場所なのか気になる方は

是非一度、松陰高等学校 高松校・丸亀校を

見学してみてくださいね。

では。。。


松陰高等学校 高松校・丸亀校
☎087-813-3781
info@kagawa-mirai.jp

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