心理士カウンセラーのブログ

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【WISC-IV(ウイスク4)を活かした勉強方法 記憶編】

2020.11.13

WISC-IV(ウイスク4)検査をしてみたが
それをどうやって活かすべきか分からない・・・
という方は
非常に多いです。

WISC-IV(ウイスク4)検査は、ただやってみただけでは
意味がありません。

なぜなら、WISC-IV(ウイスク4)検査は
勉強に活かすことができるからです。

正確にいうと
WISC-IV(ウイスク4)の検査結果を元にして
勉強の方法を変える
というものです。

ここでは、松陰高等学校で実施している
WISC-IV(ウイスク4)の検査結果を元にした勉強方法について
ご説明いたします。

《短期記憶と長期記憶》

勉強して色々と覚えたけど
すぐに忘れてしまう、
という子どもはいませんか?

昨日覚えたことなのに
もう忘れている。。。

覚えた事実すら忘れている。。。

実は、WISC-IV(ウイスク4)検査において
「短期記憶」と「長期記憶」という考え方があります。

人間の脳については
その働きの全てが解明されているわけでは
ありません。

そのため松陰高等学校としての
記憶についての考え方を
記載しておきます。

「短期記憶」・・・一夜漬けの記憶
「長期記憶」・・・数ケ月以上もつ記憶

「短期記憶」なのか「長期記憶」なのか把握できると
復習の仕方が変わるのです。

《短期記憶と長期記憶のバランスとは》

人によって
「短期記憶」と「長期記憶」の強弱は
異なります。

具体的には
・短期記憶が強い
・長期記憶が弱い
ということは

明日の単語テストはクリアできるが
1ケ月後の定期テストまでは覚えていられない

という感じです。

その逆に
・短期記憶が弱い
・長期記憶が強い
ということは

最初、覚えるのに人の2倍時間がかかるが
一度覚えたことはなかなか忘れない

ということになります。

《人には忘れるサイクルがある》

人は忘れる生き物です。

そのため何かを記憶するときは
忘れるという前提で
記憶していくのです。

そのため忘れるサイクルを
WISC-IV(ウイスク4)検査で確認して
忘れる前に定着させていくのです。

普通の小中学校の授業、勉強の進め方は
長期記憶がある子しか
できるようにはなりません。

なぜなら学校の授業で11月頃に
「6月の復習をしましょう」とか

年が明けた1月頃に
「10月の授業の復習をしましょう」
ということは
あまりないからです。

なぜなら、小中学校の
学習内容はたくさんあるので
復習する時間がないのです。

授業で復習をしない代わりに
夏休みや冬休みの長期のお休み期間に
宿題という形で復習はさせています。

そのため数ヶ月前に学習した内容を
覚えている子どもは
問題なく宿題を進めることができるのですが

長期記憶として保持していない子どもは
宿題ができない

やらない

という流れになるはずです。

そのため
覚えたことを定着させるために
補完するかたちで塾が存在しています。

WISC-IV(ウイスク4)検査の結果をお持ちの方で
上記が気になる方がいれば
お気軽にご相談下さい。

《最後に…》

松陰高等学校 高松校・丸亀校では
WISC-IV(ウイスク4)の検査結果を元に

お子さんにとっての
ベストな教育環境や指導方針を組み立てています。

どんな子どもでも
さまざまな特性があります。

その特性は
子どもを苦しめるだけではなく

使い方を変えれば
大きな武器になるのです。

WISC-IV(ウイスク4)検査をもっと活かしたい方は
いつでもお気軽にご連絡ください。

お待ちしております。

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