職員メッセージ

~「伴走者」としての教育のあり方~

毎日1褒め 猪熊一生(担当:学校長)

言葉は言霊。言葉には魂が宿っていると言われています。言葉は人を傷つけたり、癒したり、心に響けばその人を変えることもできます。高校3年間は長いようで短いもの。本人の「やる気」次第で、高校卒業はおろか、その先の進路の実現、そのずっと先にある「夢」でさえも叶える可能性があります。では、その「やる気」はどうやったら生まれるのでしょうか。
教員の役目は生徒一人ひとりの「やる気」の種に水を運ぶことだと考えています。毎日1つ、生徒の中にある小さな輝きを探して褒めるよう心掛けています。松陰高校にはあなたの未来の姿があります。確かめに来ませんか?


生徒の成長が何よりも嬉しいです。 神野真澄(担当:音楽科)

松陰高校では生徒の自主性に任せた課外活動を実施しています。「体験旅行」や「文化祭」も参加は自由です。生徒がやりたいことを第一に優先にし参加したいと思ってもらえるイベントを毎年考えて実行しています。
学校が楽しくなれば、生徒との距離もグッと縮まります。松陰の教職員は、生徒一人ひとりが抱える悩みに向き合いながら、その子の「出来た!」「わかった!」の積み重ねをサポートします。


いろんな不安をまず一度、吐き出してみてください 元二崇世(担当:数学科)

数学は苦手意識を持つ生徒が多く、実際に中学・高校で授業についていけなくなり、学校生活そのものが嫌になるというケースがあります。まず、どこが苦手かを知ることから一緒に考えます。生徒一人ひとり、抱える問題は様々です。高校卒業が「ゴール」ではありません。
一生に一度しかない高校3年間を濃く過ごしてもらうために、松陰高校は体験型の課外活動に力を入れています。興味の有無は関係なくいろいろな体験をすることで、知見を広げたり、自分の中で新しい気づきが生まれたりすることもあります。卒業生が人生の節目で連絡をくれ、教室に立ち寄って報告してくれると、いまを一生懸命に生きてくれていることを実感できます。


馴染もうと思わなくてもいい 平井朋子(担当:進路指導)

「お昼だからみんなとお昼ご飯を食べないといけない…」そんなことはありません。お昼ご飯も自分のペースで構いません。松陰高校は、自分の時間、自分のペースで通うことができて、自分の学力に合わせて授業を受けることができます。ほかの通信制高校にはない新しい行事やイベントを毎年追加しています。
体験旅行、文化祭、大学や専門学校の実習参加や出前授業、自衛隊や裁判所訪問、元劇団四季の方の面接指導などジャンルも多岐にわたります。たくさんの経験やリアルな体験を通して、いつのまにか馴染んでいるのが松陰高校です。顔は心の鑑です。高校卒業とその先の進学や就職に向かって皆さんと一緒に真剣に悩み、私が笑うと生徒も笑顔に、生徒が笑えば私も笑顔に、そんな毎日を心がけています。


生徒と一緒になって成長していきたい 佐々木隆史(担当:数学科)

松陰高校は他校と比べて課外活動や学校行事に力を入れています。それは無限の可能性を持っている皆さんに将来さまざまな分野で活躍して欲しいと考えているからです。時間をかけて取り組めば、小さな出来ることが増えて自分の自信につながります。
「集団が苦手な生徒が教室に入れるようになった」「いつも誰かのせいにしてきた生徒が自分で責任をもって行動してくれるようになった」、これらは全て新たな気持ちで頑張ろうと思って当校を選んだ生徒の成長の証です。今までとは違う自分を発見できる場所が、ここ松陰高等学校です。


いま心の中にあることを、私にぶつけてください 志宇知徹(担当:副教室長)

松陰高校は教職員全員が担任の役割を担っています。たくさんの生徒の中の「ひとり」としての対応ではなく、「ひとり」の生徒に対して全教職員が成長を見守るということです。
通信制高校は自由な学びの場として、生徒一人ひとりの多様な要望に応えられる場である必要があります。
社会環境は猛烈なスピードで変化し、いまの教育現場の画一的なシステムでは対応しきれません。登校が難しかった生徒が家庭訪問などを通して少しずつ学校に来ることができるようになり、卒業式の時には恥ずかしそうに「ありがとう」と言ってくれたことは忘れられません。
もしいま悩んでいるならいつでも私に心の声を聞かせてください。


生徒の「楽しい!」が見たい! 馬塲千恵子(担当/英語科・保健体育科)

英語と保健体育を担当しています。英語の教員免許は皆さんと同じ「通信制」の大学に通って取得し、身をもって通信制のメリットを享受してきました。松陰高校は、通い方や学ぶ環境を生徒一人ひとりが決めることができます。生徒が少しでも学校が好きになってくれて、下校するまでに1回は笑って帰って欲しいなと思っています。
好きを強みにできるよう、各分野のプロの出前授業を開講したり、地域の方の協力のもと職業体験などを行い、一人ひとりの成長を促しています。
在学中、卒業してからも生徒にとって「学校」以上の場所にしていきたいです。


「授業は楽しく!」一緒に目指そう大学進学 住本和基(担当/理科)

 まだ1年目ですが、松陰高校の一番良いところは、生徒目線に立った自由さだと思います。
 様々な個性をもった生徒たちが集まる学校なので、教員には個別柔軟に対応できる能力や資質が求められます。大学進学を目指している生徒には、自分自身の経験を踏まえ、実現可能な目標をクリアしながら着実にステップアップできるようサポートしていきます。
 分からないところは何度でも遠慮なく聞いてください。
 みんなにとって楽しい授業になるよう、固定概念にとらわれずに自由な発想でカリキュラム作りをしていくので、一緒に学びを楽しみましょう。


あなたの持つ個性の素晴らしさを、周りの人にも気づかせたい。 地濱早季(担当/学習支援員)

 日々の学校生活の何気ない相談から、授業やレポートでの小さなハテナを引き出して緩やかに解決に導く学習支援をしています。
 私は毎日生徒の顔をみるので、顔を見れば何となく悩みや困りごとが分かります。大勢の中では、なかなか質問できないことが多いですよね。いまコロナ禍でマスク着用なので、生徒の表情を読み取るのはより一層 難しくなりました。「目」をみて話すことが、より重要になりました。
 目は喜びや不安、抱えている悩みも表します。教室が開いているときは、いつでも来てくれて大丈夫です。あなたのいろいろな一面を見せてください。


学びのユニバーサルデザイン化を 江草信子(担当/英語科・心理士)

 すべての生徒にとって、「参加」できる授業とは「分かりやすい」授業です。松陰高校は、全員がわかる・できることを目指す授業のユニバーサルデザイン化に努めています。
 視覚的な手掛かりを得やすいプロジェクターを活用し、個人差を配慮しながら基礎から丁寧に教えています。勉強がわかった時に見せてくれる笑顔に、やりがいと達成感を感じます。
 また、松陰高校は心理士のいる学校として選んでいただけることが増えてきました。保護者対象のセミナーでは、我が子が本当に学校に通うことができて、授業についていけるのか不安という声をよく聞きます。
 まずは、自分ができそうなことから始めましょう。できることではなく、できそうなことです。教室はあなたの現在位置に寄り添い、認め合える場所です。


リアルとネットが融合した高校 田口泰之(担当:国語科)

松陰高校は、教員と生徒との距離がとても近く、自由と自主性を重んじた校風です。あなたの悩みや苦しみは、減点主義の元では影としか見られません。ものさしを加点主義に変えれば、光輝く特性になります。
通信制高校は、全日制高校と比べてどこか劣っているのでしょうか?
これから充実させていきたいのは、リアルな体験ができる学校行事と、もうひとつがネットを活用したオンライン授業です。通信制高校だからできる、きめ細かい個別指導や授業時間外を利用した個別指導で、高校卒業に向かって一緒に頑張っていきましょう。